
毎年、この季節になると草刈り後に出てくるピンクの綺麗な花。名前を知らないので、faccebookに出すために調べてみました。植物図鑑を見ていましたが出てきません。野生で生えてくるのでまさかとは思いましたが、園芸植物図鑑を見ると、よく似た花を見つけました。Habranthis robustus。この図鑑にはこの種類しか載っていません。それで、このハブランサスをネットで調べると、某国営?テレビ局の出版物では「ハブランサスは、タマスダレに代表されるゼフィランサス属(Zephyranthes)によく似ていますが、ゼフィランサス属は花を上向きに咲かせるのに対し、ハブランサス属はやや横向きに咲かせる点が異なります」とあります。他の記事では、「ゼフィランサスは上向きに咲いてハブランサスは横向きに咲くという違いですが、ゼフィランサスも横向きに咲いているように見えることもあります。ゼフィランサスは雌しべの先端や雄しべの葯が花弁から突き出すように出ているので、花の向きより、雄しべや雌しべの形状で区別するほうがわかりやすい」と言うのが一番わかりやすい説明のようでした。この定義によると、最初の検索(雄しべが長く突き出た写真をハブランサスとしていた)も含めて、かなりの混同や間違いが見られるようです。これ以上書くと煩雑になるので、掲載した花は、一部外国の記事を含めて調べた範囲ではZephyranthes robusta の可能性が高いようでした。


ここで気になるのはネット情報には、他に書いてあるものをそのまま引用して、不確かなものが非常に多いということです。科学的な報告では、他の人が引用したものをそのまま引用しないで、元の出典を必ず確かめてそれを載せることが鉄則です。それができない場合には、その由を述べその情報の出典を書くのが普通です。フェイクニュースは某国の前大統領が有名にした言葉です。悪意を持った意図的な偽ニュースと一般的に知られているようですが、無意識の間違ったニュースも含まれます。植物の名前などはあまり害を与えないように思いますが、他の記事からの安易な引用と拡散は注意したいものです。SNSなどの情報に振り回されている最近の人々に守られているか心配になります。
今回の記事は、昔に覚えた分類学や報告を書くための心構え、ネット社会などを思い出させ、考えさせてくれた可憐な花のことでした。でも、自然に顔を出す花には責任がありません。とりあえずこの花の名前は、Zephyranthes (ゼフィランサス、日本名:サフランモドキ)となるのでしょうか。

最近、フェイジョアの花が咲き出しました。少々変わっていますが、綺麗な花です。我が家の側には品種の違う3本を植えています。

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