猪の恐怖

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当地において作物を荒らす大型動物として猪、鹿、猿が出没します。そのうち最も危険な動物として猪があげられます。この土地に移り住んでから3年後位に、主に鹿と猪の対策として、知り合いになった老人から罠を仕掛けることを教わりました。罠にかかった猪は極めて危険で、下手をすると命に関わる怪我をすることもあります。最近の記事(昨年12月15日、茨城新聞)でも、「イノシシにかまれて右脚を負傷、市内の病院に搬送されたが、右太ももの動脈損傷による出血性ショックで死亡した」とあります。私の持っている若い雄の頭部骨格標本に見られるように、特に成獣雄の猪には、基部が顎の骨の奥深くまで頑丈に埋め込まれ、先端部が鋭く、そこから数センチ下まで鋭利な刃物のようになっている長い牙が下顎から出ています。これは上顎の歯と摺り合わされて先端とその下数センチが研がれているためです。追い込まれると突進してきて、牙を突き上げ噛みつきます。猪の力は強く一抱えもある石を掘り起こすだけの力があります。人間が立っていれば、容易に鼠径動脈を牙で切断してしまいます。記事では一般的な表現として「かまれて負傷」とありますが、私には噛まれたというより、切られたとしか思われません。猟犬なども猪の反撃に遭い、牙で腹を切られて内臓まで出るような傷を負わされたのを一度ならず見ています。猪の牙は恐ろしい武器です。

 5月下旬から栗の花が咲き、その香りが強烈に周りから匂ってきていましたが、そろそろ終わりに近づいてきました。我が家には数本の栗の木がありますが、5年ほど前に植えた栗は昨年あたりから実をつけるようになり、今年は花が一杯咲いています。この木はポロタンという品種で、渋皮が剥けやすい種類で期待しています。

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