
今年最初の草刈りへ行く道(あかみち「赤道:細い里道」)すがら、小さいながら綺麗な花を見つけました。4月初めのことでした。キキョウの花によく似ていてるのでその仲間ではないかと見当をつけ調べると、その名もズバリ、キキョウソウ。ヒナキキョウソウというのもありよく似ていますが、いくらかの点で異なっています。その後草刈りした畑で、陽当たりの良い場所に沢山見ることが出来るようになりました。一方、石垣と納屋の間の陽当たりがあまり良くない場所には、前種と同じ時期に、白い綺麗な花が見られるようになりました。今度は花では無く、葉がツユクサに似ていたので、それを手がかり検索すると、トキワツユクサ。いずれの種類も6月の中頃にはほとんど花が見られなくなりました。小さいながら綺麗な花で気に入っているのですが、どちらも外来種。そんな中で、花期が少し遅いようですが、昨年秋に紹介したヒナギキョウ(ヒナキキョウソウではありません)もつつましく花を咲かせていました。これは在来種。


さらに、4月から6月にかけて、畑の場所によってはニワゼキショウの白から紫の花が今年はたくさん見られました。これも外来種です。植物学者の牧野富太郎によって研究用に移入され、東京大学付属の小石川植物園に移植されたものが逃げ出したとされています。花は小さなユリの形をしていますがアヤメの仲間で、花姿は気品を漂わせ、凛とした風情を持ち、おまけに一日花としてはかなさがあるので、俳人をはじめ多くの著名人に触れられています。花言葉は、「愛らしい人」「繁栄」「豊かな感情」。これらの人たちは、少しずつ日本で広がったこの小さな花を、異国で愛される野の花となることを望んでいたのかもしれません。


以前に紹介したゼフィランサスとネジバナはすでに盛りを過ぎましたが、例年に無くたくさん咲きました。ネジバナなどは草刈り(芝刈りと言った方が良いかも)後に短くなったノシバから一斉に出ている姿は見事です。ニワゼキショウも芝の間から花を咲かせました。物置小屋近くで、トキワツユクサほどはありませんが陽当たりのあまり良くない場所で、3年前に一度会ったユリズイセンに6月中旬に再会しました。南米原産で世界で広く栽培されており、一見して栽培品種として分かります。各地で野生化しているとのこと。これからもっと増えて、毎年見られるかどうか。



以上のように、棚田があったところ(人為的攪乱地)で、外来種が多く目に付くことに今更ながら感心しています。近年の気候変動もあるのでしょうが、例年なら1回目の草刈りをする5月初旬にすでに2回目を行ったように、頻度の高い草刈り(攪乱)と時期が関与しているような気がしています。今後検討する必要が有りそうです。

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