ママコノシリヌグイとイシミカワ

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ママコノシリヌグイ。春頃から今も花が咲いているつる性の草で、畑のフェンスなどをよじ登るわけではなく、茎や葉にある小さな棘で草や灌木に絡まって生長しています。我が家では丈の長い雑草は刈り取っているので、石垣や畑の隅にあるチャノキや灌木などに絡まって覆い尽くすことがあります。あまり開かない、小さなピンクの花ですが、チャノキを覆っているときは目立ちます。種名を調べ終え、何と奇妙な(酷い?)名前と思いさらに本やネットで調べてみました。漢字では「継子の尻拭い」。長くなりますが意味を引用すると「血の繋がりのない憎い継子のお尻を、トゲのある葉や茎で拭いていじめたことから」や、「葉や茎に悪臭(匂いの成分・メルカ プタン)があることから(古名:クソカズラ 糞葛)」など。命名者は日本の植物分類学の父、牧野富太郎博士。花言葉は、「見かけによらぬ」「変わらぬ愛情」とがあります。どうも私の解釈としては前者は一般に出回っている解釈ですが、あまりにも残酷な意味のように感じます。葉や茎の棘は結構ザラつくので尻を拭いたら、痛くて虐待です。自分ならば、尻をかばって暴れます。臭い匂いがしても継子の尻を拭った継母の愛情。あるいは葉や茎を乾燥させたものは、血行促進・腫れ物・痔などに効果があるそうなので、「見かけによらず」それを使った、などなど。そのようならば、花言葉の意味は理にかなうような気がしてきます。実際、葉は小さいので、尻を拭うのは結構大変です。皆さんはどう考えるでしょうか。私の持っている地方誌には、古い時代に葉を便所のおとし紙に用いた、とも書いています。なかなか優雅な(?)解釈ですが、これも小さい葉や棘は使うのに難しい。ポッチャン便所で使ったおとし紙の思いが、これを書いていて蘇るのは私だけでしょうか。

イシミカワが広がる様子

 このような特徴的な名前なので注意していたのですが、最近、葉や茎、そこの棘が同じようなツル植物が、道路の法面下で草の上を這っているのが目に付きました。それには目立つ青い実が付いていました。ママコノシリヌグイはこのような派手な実をつけないので、名前を調べるのは簡単でした。イシミカワと言い、別に特異な名前ではありません。花は小さくて目立ちませんでしたが、花の後に花被片が肉厚になり、痩果を包む実の色が薄緑から紺色変わっていく様子が写真に収められました。

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