
雨がたくさん降ると、耕作放棄(休耕?)された棚田の、2m以上もある高い石垣の隙間から水が漏れ落ちます。さながらミニチュアの滝と言ったところです。最近は雨があまり降らないので滝は見えませんが、石垣の隙間は絶えず湿っています。このような湿った石垣の隙間には、先頃からツワブキの黄色い花が、一株だけですが目立って咲いています。庭にも咲いていますが、雑草がたくさん生えているせいか、このような趣はありません。また、このような石垣は、陸棲蟹類の格好の住み家を提供しています。ベンケイガニが石の間から出ていたり、アカテガニが近くの草むらに逃げ出してきたりしています。あたかも一つのドラマを演出しているようです。しかし、耕作を止め棚田の手入れが長くされないと、いずれは石垣も崩壊し土砂と共に崩れ落ち、蟹の高級マンションもなくなるでしょう。先人達が長い年月を費やして造成・維持してきたものが、多くの場所でなくなるのを見るのは辛いことです。



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