
我が家の横には小さな川が流れています。急流ですので大きな淵はありませんが、底が浸食されて少し深くなった場所があります。以前から、家から一番近い橋下の川底を通りがかりに覗いていると、モクズガニが岩の間から出てきているのが見られました。そこで、モクズガニの旬は10から12月ということなので、昨年の11月に蟹かごを仕掛けてみました。一つの籠しかありませんので、4カ所を順に仕掛けました。落差1.5m程下にある淵(水溜まり?)が一番大きく、2m四方の大きさで、水深は1m程度です。他の場所はせいぜい長径でも1m以内で、水深は50cmもありません。結局、1週間ほど場所を変えて9匹かかりました。一番大きな淵で5匹、初回に4匹で次の日に1匹。他の淵でせいぜい1から2匹で、捕れなくなったら止めたので、一番大きな淵の連続3回が同一場所の最多回数です。昔の習慣からか、採集個体は甲幅と腹部の幅(いわゆる褌「フンドシ」)を測りました。甲幅を測るのは成長をみるため、褌の幅を測るのは、主に雌が成熟すると褌の幅が広くなるためです。数は少なかったですが、雄と雌はほぼ同じ割合、成熟しており、最大個体は雄でした。餌をつけておびき寄せる漁法は、根こそぎ捕獲する傾向があると言われています。そのため、連続して籠を設置するとすぐに捕れなくなったので、付近のほとんどの個体を捕ってしまったのかもしれません。来年も同じ時期に蟹籠を設置して調べてみようかとも思っています。捕れた蟹は蒸していただきました。さすがに、人によっては一番美味しい蟹と言うように、たいへん美味しかったのですが、個人的にはチマチマと肉をほじくり出して食べるのは好きではありません。


蟹籠には、他にミナミテナガエビとスジエビがかかっていました。籠の網の目合はこれらの個体より大きいのですが、引き上げるときに運良く(悪く?)引っ掛かったようです。ミナミテナガエビは、最初普通のテナガエビと思ったのですが、念のために鋏脚の剛毛の付き具合などの細部を見てミナミテナガエビと同定されました。こんなことをするのも昔の習性からですかね。



「梅一輪一輪ほどの暖かさ」。これからだんだんと暖かくなるのでしょうか。先週、畑を見回ったときに、梅の花が咲いているのに気がつきました。一番寒いときに梅の花を見るのも良いものです。

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