ウバメガシの災難

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ウバメガシに大発生したクロツマキシャチホコ(下は若齢)

玄関から物置を見た後方にウバメガシがあります。まだ暑い盛りで9月に入った最初の日、外へ出たときにその方向に目を向けると、ウバメガシ全体が茶色くなっているのに気づきました。「わっ、ウバメガシが枯れている」と一瞬慌てました。老木で毎年剪定し枝振りも良いので気に入っている木です。近づいてよく見ると、たくさんの毛虫がうごめいています。葉が少し残っているのは木の上の方だけで、そこにもたくさん毛虫が着いています。これだけ多いと気持ちが悪い。おまけに長い毛を持っています。その外見に驚き、ドクガの種類だと毛を触っても吸い込んでも危険なので、すぐにその場を離れて殺虫剤をネットで注文してしまいました。今まで、畑にも果樹園にも殺虫剤などの化学物質は使ったこともなく、家の中でも使わないので、暑い時期にはアシダカグモが虫を食べるために家中を這い回っています。よく考えてみるとドクガの種類はツバキ科に発生するので違う種類と思い直し、よく観察し、写真撮影をし、調べてみまました。クロツマキシャチホコという種類で、ウバメガシによく発生する種類でした。やはりドクガの仲間ではありませんでした。無農薬主義に反して、慌てて殺虫剤を注文したことを悔やんでももはや後の祭り。その後に配達された殺虫剤スプレーを試しに噴射すると、ボトボトと落ちてきます。改めて最近の殺虫剤の威力を思い知らされました。しかし、大きな木全体に蔓延している毛虫を殺すにはどれほどのスプレー缶が必要か計り知れず、大きな木の高い場所まで噴霧することもできません。そのまま放置することにしました。でも、これだけ食い荒らされると枯れてしまう心配をしつつ観察を続けると、毛虫がいなくなった後には新たに葉が芽吹き、部分的に痕跡はあるものの、10月中旬には元の姿近くまで急激に回復しました。改めてウバメガシの生命力に感心しています。今は何もなかったように青々として葉を茂らせていますが、この毛虫の発生も気候変動の現れでしょうかね。

蝟集し、うごめく毛虫は気持ちの良いものではありませんのでボケている映像を

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